ガラスのブルース

時折、人生を投げ出したくなる衝動に駆られることがある。


それは、実に唐突だ。
そして、その理由は…
ただ何となく、生きているのが億劫になる。というもので。特に、理由らしい理由はない。


だからこそ私は…
そんなとき、いつも「べつに、嫌なコトがあって生きているのが辛くなった…とかいうわけじゃーないんだし!」と思うようにしている。


うん。なんてこたぁない。


だけど…
今日、仕事帰りに寄ったお店(各店クリスマス一色ですよね☆)で、突然ある症状が私を襲い
もっともっと後悔のない日々を…人生を…過ごしたいと素直に思った。

光視症とは
目の中で閃光を感ずるもので,視野の一部にキラキラしたものが見えたりします。
網膜剥離などでも起こりますが,片頭痛を伴う場合は脳の血管が一時的にけいれんして起こる閃輝暗点というものです。
若い人に多く,症状は数分から数十分で消えますが,その後片頭痛,悪心,嘔吐が起こってきます。
脳の血管の病気が原因となっていることもありますが,特に異常のないこともあります。
この場合,過労や睡眠不足などによるとされています。
また,頭をゴツンとぶつけたときなどに「目から火花が出た」などといい,実際,パッと目の前が明るくなったような感じがします。
これも光視症のひとつでしょう。
これは,衝撃が網膜の視細胞を刺激し,光として感じてしまうために起こるのです。


最近の私は、確かに睡眠不足だった。
午後から本当に眠かった。


だけど…
「あ、これって…網膜剥離の症状なんじゃないの?」みたいに、
一度抱いた不安は、そう簡単に拭い去ることはできないものなんだよ…ね?
(今は、なんとか落ち着いたけど。)



当時は、そのまま一人で立っているのが途端に怖くなって、一刻も早く帰宅しようと思った。
エレベーターの中も、階段も、エスカレーターも、いつになく自分が一人ぼっちなんだと感じた。
たくさんの人とすれ違うのが怖かった。
本気で、帰りのバスの中では不安やら恐怖やら様々な思いが込みあがり、泣きそうになった。
そう。どうしようもないくらい、パニックだった。(ぐるぐるぐる)




私…まだ色々な夢が、たくさんたくさんあることに気付いた。
うん。自ら人生を投げ出すだなんて、とんでもない!
― 諦めたらそこで試合終了だよ。 (あ、安西先生!)





そう。なんていうか、こう…
私…
既に、こんな形でしか自分の人生を考えられなくなっていたのはちょっと悲しいけれど
まだまだ、この目で見たいものがたくさんあった。
この目で感じたいことが、ホントにたくさん浮かんだ。


この目が見えなくなるなら、見えるうちにもっともっと色んなものに触れておきたい!
と、とっさに生への執念的な欲がメラメラと芽生えた自分には、素で驚いたもの。


うん。それは…
これまで、よく感じていた「べつに、今すぐ死にたいってわけじゃぁないけど…このまま生きていてもなぁ。」なんていう私からは、想像も出来ないほどのリアルな感情だった。





どうか…
今日の不安が、これからの私にとって、プラスになりますように。