Shangziさんは見た!

朝、バス停に立っていたら
自転車に乗った女子高生のスカートが
私の目の前で、ぶわっと捲れた。

ピンク!


凄いと思ったのは、その女子高生の表情だ。

うん。全然変わらないの!

もうね?
真っ直ぐに前を向いたままの険しい表情をキープしつつ
「あぁ。もうっ」みたいに、手慣れた手つきで広がったスカートを
ぐっと押さえ、何事もなかったかのように
ペダルをこいで行った…。(か、かっこいい)

もちろん、その間、彼女の視線は一切揺るがず。(ほぅ。男前!)


で、ですよ。

その直後に、男子高校生が走ってきまして。(わぁ、青春…)

ふふふふ。

バス待ちの間、その一部始終をぼーっと眺めていたところ

なぜか、私は彼と目が合いました。(ん?)


アレです。

「いや、俺には見えなかったよ?
ちょっと!ホント、見てないってば!
濡れ衣!頼むから誤解しないで!!」
的な視線という名のメッセージが、ね?(目は口ほどに物を言う)



えぇ。とりあえず…
「大丈夫。大丈夫だよ?うん。誰も…君のことを責めたりなんてしないから」

という温かいメッセージを込めつつ、優しく見つめ返してあげました。
(素敵な、すてきなアイコンタクト)