説明責任

その後、店舗に駆けつけてきた某店舗運営部第1課 課長との会話より


「こんにちは。わざわざ、なんか…申し訳ございませんでした」

「…いえいえ。こちらの方こそ、大変申し訳ございませんでした。これは、その代金です。先ず、お返しさせていただきます」


…はい。ステンレスたわしが混入していたお詫びとして、
支払った金額+60円をいただきました。(…え?え?こ、これだけ?)


あ。い、いや、別に…損してないからいいか。
…だよね、ダヨネ?(呪文)

うん。アレです。
私…口に入れる前に発見したおかげで、無傷だし。ね?
これが、手術沙汰になって取り出すとか?そーいう事態にまで発展してないしねー。
というわけで、そのまま静かに説明を聞くことに。


「実は、以前にもこーいうことがございまして」
「・・・」
えー。今回が初めてじゃないの?(絶句)

「それ以降、安全性を第一に考え、工場でのステンレスたわしの使用を止めました」
「…はぃ」
ふむ。じゃぁ、なぜ…

「但し、機械の大掃除の際にステンレスたわしを使っておりまして。今回は、その残りが混在してしまったものと思われます。申し訳ございませんでした」
わー。結局、まだ使ってるってことじゃん!

「…ははは。ということは、私が相当…運が悪かったということですね?」(天使のような微笑みで直視)

(一瞬、某課長の表情が固まる)
「もーしわけございません!今後は、一切ステンレスたわしの使用を止めさせていただきます」


「あ、そうですか。いやー。私は…そこまで気にしていなかったんですけど。同僚が保健所に一度言った方がいいのではないか。なんて言うものですから…」(にやり、ニヤリ)
や、やらしい!微笑み!!



ビクッ!
「・・・」(某課長の動きが止まると同時に、見る見る変わっていく表情)


「ふふ。で、とりあえず…その前にお店の責任者の方のお話を伺おうと思いまして」(勝ち誇った笑みをこぼしつつ)

「…あぁ、そうですか。そうですか。それはそれは、本当に有難うございます」



えーっと。
保健所という言葉を発した途端に、某課長の顔色が
へー。人って、本当にあんな分かりやすいほど変わるものなんだー?
と、しみじみ思うほど表情が変化したのは、実に興味深かったです。テヘ☆(小悪魔め…)




っていうのが、昨日までのお話なワケですが。
本日、雑談の一つとして上記の話を補佐に話したところ…

「甘いよ!もっと厳しく言って、貰えるだけ貰うべきだったんだよ。なんなら今日、俺が…匿名で電話してやろうか?」
とか言われました。(わー)


ややや。え、遠慮しておきます。はい。
うん。いいです、いいです。ホント、かけなくていいですから!

(う、上には上が!)