ロストマン

突然、完全復帰の補佐より
「人事異動…あ、いや。人事に関することで話があるから、ちょっといいかな?あ、仕事が一区切りついたらでいいけど。二人で…応接室で話そう」
と、視線を外されたまま言われました。


え、えーっと。
つ、遂に…私も…なのかな?


うん。思い当たる節がありすぎて、もう…ねぇ?(最低)


という感じで。
いざ、リストラ宣告を受けるとなると、なんかアレだなぁ。
でも、パラサイトシングル宣言を掲げるには好都合か。(親不孝者め…)
などとちょっぴり緊張しつつ、続きの仕事を進める。


わぁ。どうしよう。っていうか今、なんか私…緊張してるんですけどー?(ドキドキ)


そんななか、追い討ちをかけるように補佐が
「もう…いいかな?あ。ごめん、まだ途中だったか。あ、じゃぁ…まだいい」
なんて言うしー。(ドキドキドキ)



漸く一区切りついたところで補佐をチラ見すると、ちょうど後輩Tちゃんとお話中。

あー。うおー。(うずうずうず)


とりあえず、一旦片付けた仕事をまた始めようか、どうしようか、考え中。みたいな、非常に効率の悪い時を数分あまり過ごしまして。
で、運命のときが…。





「…転職先、決まったんだって?」
「はぃ?」
「あれ?誰だったかな…そー言ってたぞ?」
「え?」
「あ、あれ。勘違いか。あ、でも…アレだ。総務課に戻りたいとか、そういう希望はないのか?」
「あー、来年もできればここにいたいです。(前のトコより、断然休み取りやすいし!)」(えー)
「あ、そうか?まぁ、俺も来年どこになるか分からないけど。とりあえず、Shangziさんはこのまま残りたい。っていうことで、話を進めていいんだな?」
「はい。よろしくお願いします」
「…できれば、俺もこのまま残りたいんだけどなー」
「あはは」



と、い・う・わ・け・で?

普段、できる限り定時にパッパと帰ろうとする私に対し
以前、補佐は「そんなにココが嫌か?一分でも早く帰りたいのかよ!」とか言っておられたのですが。

あ、あれ?もしかして私…冗談とかじゃなく本当にそう思われてたの?(わー)


そうそう。あと…どうやら、前の職場の美しいM先輩が退職なさるようなので。その穴に配属される人は大変だろうなぁ。と思います。(半ば他人事)


うん、私はもちろん…
前のトコ連れ戻されないよう祈るばかりです。(ぬるま湯ラブ)